豆知識

メガネ店あるある集!なぜ店員さんは全員メガネを掛けているの?

こんにちは。
認定眼鏡士の葉月です。

メガネ店の店員さんはみんなメガネを掛けている』そんなふうに感じたことありませんか?

メガネ屋さんなんだから当たり前でしょ!と思ってる人もいるかもしれませんが、店舗で勤務していると一週間に一度は質問されたり耳にする言葉なんです。

今日はお客様から質問されたり指摘されるそんなメガネ店あるあるを集めて、理由を解説しながらお届けしたいと思います!

メガネ店をあまり利用しない人からすると敷居が高いと感じるかもしれません。

でも店員さんの行動に意外な理由があったり参考になることもあると思いますので、これからはリラックスした気持ちでメガネ店に向かうことができるかもしれませんよ!

メガネ店あるある<お客様目線編>

ここではメガネ店に行ったとき、お客様に対して必ずと行っていいほど行われている接客や行動について解説していきます。

もちろん”おもてなし”の一貫として行われている面もありますが、実はプロフェッショナルな一面が隠されていたりするんです。

店員さんが100%メガネな件

まず一つ目。

ズバリ、、

メガネ屋さんだからです!
メガネを販売しているからです!!

一言でいうと「商売道具」だから♪

お客様からよく聞かれる質問で、

「それ度が入ってるの?」と言われることがあります。

そのように聞いてくる人からすると「メガネ屋さんだから仕方なくメガネを掛ている」と思っている人たちかもしれませんね。

商売道具なんて言い方はちょっと荒っぽいですが、大きな理由が2あります。

  1. メガネを掛けていないと説得力がでない
  2. 自分が広告塔になる

自分が販売している商品を掛けることはごく当たり前ですが、お客様の心理を考えても理にかなっています。

ときどきお客様から目が悪い人じゃないと私達の気持ちなんて分かりませんよねと言われることがあります。

まさにその通りで、メガネを掛けることにストレスを感じている人もたくさんいらっしゃいます。なのに普段メガネを掛けていない人にメガネの取り扱い方法を説明されたり、まして視力のことについて言われてもきっと耳に入ってこないですよね。

また店員がメガネを掛けることでマネキンと同じで、メガネをアピールしたりコーディネートの提案の代わりになります。

これもよくあることですが、

店員さんのメガネはどれ?それと同じのが欲しい!」と言ってもらえることがあります。

店員からするととても名誉なことで嬉しい言葉の一つです。

そしてもう一つ!お客様として行かれたときに見てほしいポイントがあります!

店員さん自身が似合うメガネを掛けているかどうか?

店員さんも自分が掛けるメガネにはこだわりを持って自分に似合うメガネを選んでいます。

そして、そこにその店員さんのセンスが出ます。

ですのでメガネが店員さん自身に似合っているのか?自分が欲しいメガネと同じテイストのものか?などをチェックしてみてください。

それを基準にして店員さんに声をかけてみたり一緒に選んでもらうと、自分好みのメガネを見つけやすいと思います。

「メガネを洗いましょうか?」と聞かれる

メガネを掛けてメガネ店に入ると、だいたいどこのお店も早い段階で「お掛けのメガネを洗いましょうか?」と聞いてこられると思います。

その理由の一つは単純に「サービス」としてです。

メガネを綺麗にしてお返しすることで喜んでもらえると店員としても嬉しい限りです。

綺麗に洗浄できると達成感ある!

ですが、単にメガネを洗浄しているだけでは無いんです。

洗浄の際に行っているチェックポイントがあるのでご紹介します。

<サービス>

  • 超音波洗浄(フレームとレンズの間の汚れを落とす)
  • クリーナーで拭き上げ(レンズコーティング保護)
  • メンテナンス(ネジを締め直す)

※メガネの素材や状況に応じて行わない場合もあります。

<接客用情報収集ポイント>

  • メーカー・ブランド
  • 形・サイズ
  • 度数とレンズの種類
  • メガネの状況確認(型崩れ・損傷状況など)

メガネをお預かりすることでお客様のメガネの状態を近くで見ることができます。

そこから上記のチェック項目を確認すれば接客をスムーズに行うための情報をたくさん知ることができます。

  • メーカー・ブランド → 好み、ステータス
  • 形・サイズ → 好み、顔幅
  • 度数・レンズの種類 → 納期
  • 型崩れ → 掛け外しをするときのクセ
  • 損傷状況 → 職種、使用年数

直接お客様から聞いていないのでこの段階では推測にとどまっていますが、これらの情報を事前に知っておくことで接客トークで使えたり、出来るだけ早い段階で納期についてご案内ができるようになります。

ちょっとここで裏情報。。

更に追求してこんなことが推測されているかも・・。

  • 掛けているブランド → ステータス(価値観が分かる)
    ※そのブランドを好きな方が多いので同じブランドを勧めやすい
  • 掛けている形 → 性格・どう見せたいかという願望
  • 型崩れ → クセ(片手で外しているなどの状況が推測できる)
  • 損傷状況 → 現場仕事の方は損傷が激しい傾向
    ※またはメガネの取り扱い方が雑かどうか

これを聞くとすこし嫌悪感を抱いてしまう人もいるかも知れませんが、あくまで接客をスムーズに行うための推測に過ぎません。

いまのメガネの状態を把握して新しいメガネは強度のあるものをおすすめしてみたり、メガネを長く愛用してもらうためのアドバイスを添えることができます。

またメガネ選びを楽しんでもらうことが大前提ですが、そのなかでもお客様の滞在時間を減らして大切な時間を無駄にしないための対応策でもあります。

最近ではお客様のメガネを安易に預かり破損してしまうケースを防ぐため、低価格販売店を中心にお客様のメガネの洗浄やネジ締めを行わない企業が増えてきました。




ずっとメガネを拭いているのはなぜ?

メガネ店では店員さんがメガネ拭きを持って、常にメガネを拭いている印象ってありませんか?

すごく暇そうな印象を植え付けてしまってお客様が入店しづらくなるため、控えるよう指示している企業もあります。

ですが、メガネを選んでいるときも一度掛けたメガネをすぐに拭かれてしまって感じ悪く思ったり、いたたまれない気持ちになったりしませんか?

でもあまり気にしないでくださいね!

それにもこんな理由があるんです。

  • メガネの特徴を観察している
  • 常に綺麗な状態で掛けてもらうため

メガネを観察する

メガネ店には約1,000本〜3,000本のメガネがあります。

たいていの販売員はこのメガネの陳列場所や特徴を把握しています。

一日じゃ覚えきれないわ!

メガネを拭きながら手にとってそのメガネの特徴を観察したり、どんな人に似合うのか・・なんてことを想像しています。

そうすれば接客の際にもスムーズにご案内や提案ができてトークの幅も広がります。

またネジの緩みや型崩れがあるメガネを見つけて直すことができるので、待機時間はとても大事な勉強時間なんです。

常に綺麗な状態で掛けてもらいたい

メガネのフレーム(縁)は汚れが目立ちませんが、サンプルレンズに誰のものか分からない指紋がついていたら気持ち悪く感じてしまう人が多いです。

それに指紋で曇ったレンズでは視界も悪く、そのメガネが似合っていないような気持ちさえしてきます。

メガネの汚れはそのまま商品価値を下げてしまうことになってしまいます。

ですのでお客様が掛け終えた直後のメガネを拭き直すのも、もう一度掛けてもらうときや次のお客様が掛けるときに、綺麗な状態で清々しく気持ちよく掛けてもらうためなんです。

もし『あまり掛けない方がいいのかな・・』なんて感じていた人は、これから気にすることなくじゃんじゃん掛けてみてください!

メガネを拭くのは、メガネ屋さんの習性みたいなものだよ♪

店員さんのメガネがカラーレンズ

メガネ屋さんの1店舗につき1人〜2人は、メガネのレンズに淡いカラーを入れている店員さんがいます。

傾向として年配の店員さんに多いかもしれません。

これは“眩しさを和らげる”という実用的な意味合いもありますが、カラーレンズの販売に繋がり売上アップになるからです。

もちろんすべてのお客様にオススメしている訳ではありませんが、実際に掛けることでお客様にイメージしていただきやすく、オススメしたときにより説得力が増します。

ただ次の販売シチュエーションには注意が必要です。

単純に「オシャレ」を理由にカラーレンズをつよくオススメされる。

カラーレンズの特徴としても「オシャレ」を演出してくれるのは間違いありません。

ですが、そこに機能的な理由もなくクドクドと勧められることがたまーにあります。

それは単純に売上目的の可能性があります。

カラーレンズや特殊コーティングを販売することで売上だけでなく、販売評価に大きくつながるお店が殆どです。

メガネ屋さんも営利目的で営業しているので決して悪いことではありませんが、やや強引な販売をしているお店も少なくありません。

マクドナルドのように『ポテトはいかがですか?』的な軽いノリで聞いてみるのには目をつぶってあげてください。

ご一緒にカラーレンズはいかが!?

もし乗り気がないならスパッと断っていただくか、どんな理由で勧めているのかをしっかりと見極めてから判断していただくといいと思います。

カラーレンズは眩しさを和らげる効果だけでなく、色々なメリットが期待できることから眼科が発行する処方箋にもカラーレンズが指定されることがあります。

まとめ

今日はお客様目線で見たときの「メガネ店あるある」についてその理由を合わせて解説してきました。

おさらい
  • メガネは店員さんの商売道具
  • メガネを洗いながら情報収集
  • メガネを拭きながら商品観察
  • いつも綺麗なメガネを掛けてもらいたい
  • 色を付けるのはお客様がイメージしやすいから

メガネ屋さんといえば専門的で特殊な販売店のイメージを持っている人もいるようですが、技術面を除けばアパレル店などとほとんど変わりません。

アパレルショップの店員さんが自社ブランドでトータルコーディネートしてマネキンの代わりをしていたり、自社のアクセサリーをつけることで服と一緒にまとめ買いへ誘導したりするのと同じです。

アパレルの店員さんは”足元(靴)を見る”ことでお客様のステータスや情報を判断するそうですが、それがメガネ屋さんはメガネなんです。

実はメガネ一本から色々な情報が推測できるということが意外だったんじゃないでしょうか。

「今までよりもメガネ店に入りづらくなった!」なんて言わないでくださいね。

全てはお客様に対してクオリティーの高い接客を行うための手段なんです。

これからメガネ店に立ち寄られた際は、その一つ一つの行動に意味があることを理解した上で接客されてみるのも楽しいかもしれませんよ!

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。