認定眼鏡士の葉月です!
日差しが強い夏場や眩しさが気になるドライブのとき以外でも、メガネをカラーレンズにして掛けることは、目をいたわるためにも効果的です。
特に眩しさに対して敏感な方にとっては、カラーレンズのメガネを掛けることで目の負担を和らげて快適な視界を保ってくれます。
ですがビジネスシーンでも掛けることができるカラーレンズを選ぶとなると、みなさんとても悩まれます。
ですのでここでは、ビジネスに最適なカラーレンズとその効果について解説していきます。
- ビジネスに最適なカラーレンズの濃度
- ビジネスシーンにおすすめのカラーとその効果

ビジネスシーンに最適なカラーレンズ濃度

ビジネスで掛けるために一番気をつけないといけないポイントはカラーレンズの濃度です。
なぜなら濃度によって視界の見づらさだけでなく、客観的な印象が大きく変わって仕事に影響してしまうからです。
ですので基本的にビジネスで掛けることが許されているカラーレンズ濃度は、淡い色に限定されている企業がほとんどです。
ですがその中でも職種や配属されるポジションに合わせて濃度を選ぶことで、快適な視界を確保し作業を円滑にすすめるために大きく役立ってくれます。
営業・接客など外部の人と接する方
- おすすめ染色濃度:10〜15%
【カラー15F(フルカラー)】
引用元:オプティカルカラー協会
濃度を上げてしまうと目元が暗く印象に大きく影響してしまうので、15%までの淡い濃度で作ることがおすすめです。
また淡い色でもシーンに合わせてカラーを選ぶことで十分な効果を期待することができます。
デスクワーク・内勤営業の方
- おすすめ染色濃度:10〜25%
【カラーレンズ25G(グラデーション)】
引用元:オプティカルカラー協会
25%までいくとサングラスっぽくなるので、グラデーションにすると色が薄く雰囲気もだいぶ和らぎます。
またグラデーションにすることで、遠くを見るときや視線を上げている時は色が濃い部分を通して見ることができ、手元など視線を下げた時は色が淡い部分でみることができて視界が明るくデスクワークには最適です。
もしパソコン作業が多い方は淡い色がついたブルーライトカットレンズ(カラータイプ)を掛けるのも目の疲れを軽減してくれることに役立ちます。
ビジネスに最適なカラーレンズ3色!

ビジネスでは敬遠されがちなカラーレンズですが、ビジネスシーンに合わせたカラーを選ぶことで快適な視界とスムーズな作業、そして円滑な対人関係をサポートしてくれます。
カラーレンズにはそれぞれのカラーごとのメリットがありますが、ビジネスシーンで実用できる色となるとそう多くはありません。
ですのでここでは、ビジネスシーンで使える実用性の高いカラーレンズを3色ご紹介します。
【実用性が高いカラーレンズ】
- オレンジ・ブラウン系
- グレー系
- ブルー系
オレンジ・ブラウン系
【特徴】
防眩効果・ブルーライトカット効果・目元のクマをカバー
【用途】
運転・現場作業・パソコン作業・接客
- オレンジ・ブラウン系カラーは眩しさを抑える防眩効果が高く、配送業の方や外で現場作業をする人にとって最適なカラーです。
- オレンジ・ブラウン系の色はブルーの補色効果がありブルーライトを抑えてくれるため、パソコン作業にも適しています。
- 目元の青みがかったクマや影をカバーしてくれるので、肌ツヤの良い健康的な肌を表現してくれます。
【デメリット】
あまり濃いとコワモテの印象を与えてしまいます。また他の色味を変色させてしまうことがあります。
ですので、ビジネスで使う場合は10〜15%程度かグラデーションにするなど、カラー濃度は淡めを選ぶのがポイントです。
女性は目元を明るく見せてくれるオレンジカラーもおすすめです!
グレー系
【特徴】
変色させない万能色・防眩効果・ブルーライトカット効果
【用途】
運転・現場作業・パソコン作業
- グレー系カラーは実物の色味を変色させないでそのまま見ることができます。
- ブラウン系に近い防眩効果を誇り、全ての色に対する補色性を持っていて色んな場面で効果を発揮する万能色です。
【デメリット】
目元に影ができたように見えて暗い印象を与えてしまいます。
ビジネスで使う場合は10%が最適ですが、外部の人と接することがない内勤であれば15%も可能。
ブルーに近い色味を選ぶのがポイントです。
外見が気になったりなるべく視界を明るく保ちたい人は、
ブルー系
【特徴】
健康的に見せる・目元のくすみをカバー
【用途】
営業・接客
- 外見的なフォローが大きく、肌の赤みを消してスッキリとした健康的な目元を演出してくれます。
- 顔の堀が深く目元に影ができてしまう人や、くすみが気になる目元をカバーしてくれます。
【デメリット】
ビジネス向けとされる淡い濃度では、眩しさを抑えるなどの効果を実感しにくいです。
水色に近い色味で濃い濃度を選ぶとファッションメガネのようになるので、軽薄な印象を与えてしまいビジネスには向きません。
落ち着いた色味を選ぶことがポイントです。
やや

まとめ

ここではビジネスシーンで使うことが出来るカラーレンズについて解説してきました。
- オレンジ・ブラウン系
防眩効果・ブルーライトカット・目元のクマをカバー - グレー系
変色しない万能カラー - ブルー系
健康的なイメージをサポート
ビジネスシーンではカラーレンズの実用的効果だけを気にするのではなく、一緒に働く同僚や外部の人との関係性も気にする必要があります。
どの色を選ぶ場合でも10〜15%という淡めの濃度にするのが無難です。
ただビジネスでは淡い色のほうが、色々なところに視線を向けたときに妨げになりにくくストレスなく円滑な作業を行うことができます。
また効果を実感しにくい淡い色でも長時間掛けていると、透明レンズに比べて目の疲れを抑えてくれます。
さらには気になるシワやクマなどをカバーしてくれますので、見た目に自信をもって仕事に取り組むことができます。
カラーレンズで見た目と快適な視界を演出して、ハリのあるビジネスライフを送ってくださいね。