視力

近視はいつまで進行するの?止め方や効果的な予防策ってあるの??

こんにちは。
認定眼鏡士の葉月です。

一般的には遠くのものが見づらいと言われるのが「近視」です。

日本人の約3分の1にあたる4,000万人が近視だと言われています。※平成25年度

『昨年メガネを買い替えたばかりなのに、また見づらくなってきた・・』

なんてことありませんか?

このままどんどん近視が進行して、いつかは目が見えなくなってしまうんじゃ・・

という不安を感じてしまいますよね。

ここでは、いつまで近視は進んでしまうのか?止め方はあるのか?について解説していきます。

近視は何歳まで進むのか

まずはじめに、近視になる主な原因の2つを確認してみてください。

  • 軸性

眼球が大きい(長い)ため網膜まで光が届かない

  • 屈折性

角膜や水晶体の光を曲げるチカラが強すぎるため、網膜まで光が届かない

屈折異常挿絵画像

眼球の大きさは、ピンポン玉と同じ24mmくらいです。

そして5歳くらいのときには成人と同じ大きさにまで成長しています。

その後、人によって成長とともに眼球が大きくなる(眼軸が伸びる)ので、それとともに近視が進行し20代後半まで続くと言われています。※人によって差があります

成長ともに変わる眼球の大きさと視力を御覧ください。

新生児16mm(遠視眼)
0歳18mm
1歳20mm
2歳21mm
3歳22mm
 22.5mm
4歳23mm
 23.5mm
5歳24mm(正視眼)
 【近視眼】↓
度数-1.0024.3mm(視力0.8程度)
度数-3.0025mm(視力0.4程度)
度数-6.0026mm(視力0.1程度)

意外かもしれませんが、度が強い人でも眼球の大きさは1mm〜2mmほどしか変わらないことが分かっていただけると思います。

度が強いからって不安にならないでね♪

近視の「止め方」|進行させないために・・

近視の根本的な原因とされる、眼の大きさや屈折力そのものは遺伝的な要素がつよいので、それを覆すのは不可能だと考えられます。

近年では、子どもの近視の割合が急激に高まっていたり「大人になってから急に近視がでてきてしまった!」という人が増えています。

これは、パソコンやスマホを長時間使用することが原因として考えられています。

近視を100%止めるという方法はありませんが、近視の進行を予防するための対策を3つご紹介します

デスクワークは適度に目を休ませて

実は、デスクワークなど手元にピントを合わせた状態が長く続いてしまうと、眼がその近い距離を見やすくしようと順応していきます。

それで眼の大きさ(長さ)が延びるなどして近くが見やすい状態に変化することで、近視が進むと言われています。

それが一時的なもので仮性近視と呼ばれる状態であれば回復も期待することができますが、そのまま固定されてしまうと回復は期待できなくなってしまいます

ひよこの実験では、「広い空間」と『狭い空間』で育てたひよこのうち、『狭い空間』で育てたひよこの方が眼球の長さが延びて近視化したと証明されています。

ですので、毎日お仕事や勉強で近いところを見る時間が長い人は、1時間ごとに10分程度の休憩をして同じ距離を見続けないように注意してください。

蒸しタオルで目を温めると、血行が良くなって効果的ですよ!

そんなに休憩時間が取れないという方は、適度に視線を遠くに変えて目の緊張をほぐすようにしてみてください。

  • 視線を遠くに移す
  • 目をぐるぐる回す
  • まばたきを何度か繰り返す

まる一日デスクから動かないような方なら、デスクワーク専用のメガネを作るのがおすすめです。

目の調節をせずに近くのものを見ることができるので、長時間作業しても眼精疲労や肩こりなどを起こしにくくしてくれます

太陽の光をたくさん浴びる

小さい頃に「ゲームばかりしてたら目が悪くなるから、外で遊びなさい!」と叱られたことありませんか。

あながち間違っていないんです。

実は、太陽の光に含まれている紫色の光(バイオレットライト)を浴びることで、近視を抑制してくれる効果があると発表されています。

それと反対に屋内で過ごしてゲームばかりしていると、この紫色の光(バイオレットライト)を浴びることができませんし、テレビやスマホなど近くのものばかり見てしまって近視を進行させてしまう可能性が高くなります。

ここでワンポイントアドバイス♪

山や森などの緑色を見ると視力が良くなるの?

これも都市伝説のひとつなんです。

「ミドリは目にいい!」と耳にしたことがあるかもしれません。

簡単に言うと、緑色は目で感じるときに刺激が少ないから。同じ緑色でもパソコン画面を通してみる緑色の文字は刺激が強く、眼精疲労に繋がる可能性があります。

部屋を明るくする

暗く見づらい場所でテレビを見たり本を読んでいると、目がハッキリ見ようと頑張ってしまいます。

そのため眼は緊張状態にあって、疲れやすくなってしまいます

ふと気がつくと、こめかみ辺りが痛くなっていたり首や肩が張っているなんてことありませんか?

また見づらいことで目を細めて見るクセが付いてしまうのも、眼球を圧迫してしまい眼球を延ばす原因になってしまいます。

ですので、部屋の明るさは500ルクス以上の明るい環境がベストです。

これは一般住宅の照明の明るさで、蛍光灯に置き換えると40w蛍光灯2本使用くらいです。

テレビを観たりゲームを楽しむ時はもちろんですが、いつでも明るく目に快適な環境を保つことが大切です。

まとめ

ここでは、いつまで近視は進んでしまうのか?止め方はあるのか?について解説してきました。

ポイント
  • 近視が進むのは20代後半くらいまで
  • 眼球の成長とともに変化していく
  • 進行させないために予防が必要
  • 目を適度に休ませる
  • 太陽光(バイオレットライト)を浴びる
  • 部屋を明るく保つ

いまのところは、近視を止める決定的な方法は見つかっていません。

ですので、より近視を進行させないために予防対策することがとても大切です。

いろいろ解説してきましたが、要約すると「長時間、目に負担を掛けない」ということです。

目だけでなく、自然と首や肩がこったりと体からのサインを感じた時は、いちどゆっくりと時間をとってリラックスしてみてください。

一生お付き合いするあなたの大切なパートナーですので、十分に労ってあげてくださいね。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。